新しい北東アジア・モスクワシンポジウム(IMEMO共催)

2004年05月14日|ERINA日誌

会議報告

ERINA-IMEMOモスクワシンポジウム「新しい北東アジア2004」

日時:2004年5月14日、10:00~15:30
会場: 世界経済国際関係研究所(IMEMO)
モスクワ、プロフソユズナヤ通り23
TEL: +7 (095) 120-5236 FAX: +7 (095) 120-6575

ロシアでは、首都モスクワが連邦権威の中心である。ロシアの意思決定者及び知識人が北東アジアで起こっている変化をより深く理解することは、日ロ交流を実りの多い密接なものにすることができ、北東アジアにおける地域間協力の促進を目指す努力の支えとなるであろう。

ERINAは、モスクワにある有力なシンクタンクIMEMOと共同で、新しい北東アジアの概念について議論することをかねてから考えており、平山征夫新潟県知事のロシア訪問を機に、その計画を実現することができた。

ERINA-IMEMOシンポジウムには、ロシア科学アカデミー極東研究所、ロシア外務省第一アジア局(大陸東アジア)及び第二アジア局(その他の東アジア及び南太平洋地域)、日本経団連及びモスクワ日本センターなどの代表が参加した。

さらに、平山知事がロシア産業エネルギー省、運輸省、経済開発貿易省及び外務省を訪問したことは、北東アジアエネルギー安全保障、環境分野における 国際協力、新潟と北東アジア諸国を結ぶ新しい輸送ルートなどに関するプロジェクトを含むERINAの活動に大いに貢献すると思われる。

平山知事がシンポジウムで基調講演を行い、ロシア政府関係者と会談したことは、ERINAの存在感を強め、モスクワにある研究機関及びロシア政府関係機関との将来の協力・共同プロジェクト実施に向けた基盤づくりに貢献するものであった。

また、ERINAが平山知事のモスクワ訪問の準備に協力し、新潟・モスクワのかけ橋の役割を果たすことができたことは、スタッフ一同にとっても喜ばしいことであった。関係者各位にこころより感謝申し上げたい。

実施次第

10:00 第1部 議長:ノダリA. シモニア、吉田進
開会あいさつ(IMEMO、ERINA)
10:15 基調講演「北東アジア交流構想と新潟県の役割」
平山征夫(新潟県知事)
10:45 「日ロ関係:新しい時代へ」
N. A. シモニア(ロシア科学アカデミー会員、IMEMO所長 )
11:05 「東アジア共同体:中国のファクター及びロシアにとっての選択」
V. V. ミヘエフ(ロシア科学アカデミー通信会員、東洋学研究所副所長)
11:25 「極東開発のための提案」
吉田進(ERINA理事長)
11:45 ディスカッション
12:30 昼食
13:30 第2部 議長:G. I. チュフリン、V. I. イワノフ
「北東アジアサブ地域:対立から協力へ」
E. V. アファナシェフ(ロシア外務省第一アジア局長)
「民間企業間の交流及び貿易・投資の障壁」
杉本侃(日本経団連日ロ経済委員会参与)
「2国間関係の現状」
N. M. ラティポフ(ロシア外務省第二アジア局日本課長 )
「日ロ貿易経済関係の現状及び展望」
G. I. チュフリン(ロシア科学アカデミー通信会員、IMEMO副所長 )
「日本センター:教育活動及び専門家交流」
朝妻幸雄(日本経営教育センター所長)
「日ロ行動計画及び地域間協力」
V. N. パブリヤテンコ(東洋学研究所日本研究センター所長 )
「北東アジア交流圏形成と地域開発」
坂井康一(新潟県総合政策部国際交流課長)
「北東アジアにおけるエネルギー安全保障:ERINAのプロジェクト」
V. I. イワノフ(ERINA調査研究部長)
15:30 ディスカッション、閉会