日本式医療サービス

「ウランバートルメッド総合病院」の開院式が3月16日、モンゴルの首都ウランバートル市で行われた。医療分野ではウランバートルで初の日モ合弁事業だ。

ここでは、モンゴル人向けに日本式の医療サービスを提供する。診療科目は内科、腎臓内科、循環器科、小児科、婦人科、神経内科、歯科、皮膚科・美容外科の8つで、ベッドは30床。CTスキャンや内視鏡、エコー=写真=など、東芝やオリンパスなど有名メーカーの最新設備・機器を備える。

日本で訓練を受けたモンゴルでも高名なベテラン専門家や日本の専門医らが医療チームを組んでいる。院内では、臨床、実習、放射線、コンピューターを使った診断が行われる。必要に応じて、日本の提携研究室の協力で、遠隔診療を行うことも可能だ。診察・治療の他に、予防のための健康診断や日本への医療ツアーも行う。

モンゴルでは最新の医療診断や治療のための設備が不足しているため、多くの人たちはさまざまなタイプの高額な医療サービスや治療を海外に求めなくてはならず、家計に大きな負担となっている。モンゴル人が海外の医療診断・治療に払う金額は、年間3億ドル以上と推定される。そのため、ウランバートルメッド総合病院は、国内により良い医療サービスを提供することに全力を傾ける。この病院の会長の今村義男氏は「多くの障害や困難はあったが、モンゴルと日本のチームが共同でこの新しい病院を作り、早い時期に診療を始められたことを誇りに思う」と述べている。

ウランバートルメッド総合病院にて

新潟日報エリナレター掲載