「若い国」将来に期待

7月8日から5日間、新潟経済同友会ミッションの一員としてモンゴルを訪問した。首都ウランバートルは遊牧民の祭典「ナーダム」期間中で、街のいたるところで国旗がはためくなど独特の高揚感に包まれていた。

使節団一行は炎天下、JICA、モンゴル・日本人材開発センター、日本大使館、モンゴル国立農業大学などを精力的に訪問した。また、ジグジッド鉱業大臣を表敬訪問し、モンゴルの資源政策や日本への期待についてお話を伺った=写真=。

モンゴルの人口は約300万人、その半数近くがウランバートルに住む。周辺の遊牧民が丘陵地にゲル集落を形成して住み着くため、下水道などのインフラが未整備のまま膨張を続けているのだ。新潟県では官民で都市排水や緑化などの技術協力を行っている。

モンゴルの主要な輸出品である鉱物資源の国際価格が低迷していることもあって、国の財政は苦境に立たされている。市内には資金難で工事が中断したまま放置されている建築物も多い。

それでもモンゴルの将来に期待するのは、35歳未満が人口の64%を占めるという若さと遊牧民特有の大らかさがあるからだろう。国民は親日的で、ジグジッド大臣をはじめとして、日本に留学経験を持つ中核的指導者も少なくないという。

使節団一行はダンバダルジャー日本人墓地も訪れ、抑留中に亡くなった方々の慰霊碑に拝礼した。テレルジ国立公園では、移動式住居ゲルに宿泊して満天の星を仰ぎ見た。宴席では馬頭琴の流麗な調べを聴くこともできた。実りの多いミッションであった。

新潟経済同友会ミッション

新潟日報エリナレター掲載