変わる留学生と企業

今月9日、県内で学んでいる留学生と県内企業のための就職相談会「国際人材フェア・にいがた2018」=写真=を新潟市で開催した。2005年の第1回から今年で13年目。出展企業は過去最多に並ぶ27社に上り、約90人の留学生の参加を得た。回を重ねるにつれ、企業も留学生も様変わりしてきた。

参加者の中には、既に日本で就職し、転職を考える元留学生もいた。初参加の企業も多く、出展申込締切日までに定数に達してしまい、出展を断らざるを得ない企業もあった。

参加企業が求める留学生の条件も変化してきた。以前は外国への進出を考え、その国・地域出身の留学生を求めるケースが多くを占めた。最近ではさらに、日本語や英語でのコミュニケーション能力を求める企業が目立つ。外国進出の有無にかかわらず、日本で学び生活しようとするたくましい精神力に期待している。社会全体の人材不足とともに、日本人学生相手と変わらない就職相談会になりつつあるのかもしれない。

フェアでは就職相談会の前に留学生向けセミナーを行い、留学生のOB・OGの体験談を聞く時間も設けている。体験談からは、仕事に対する誇りと意欲が伝わってくる。後輩留学生へのアドバイスは具体的で分かりやすく、「郷に入れば郷に従え」などと話す。

参加企業からは、「留学生の実態が把握できてよかった」「刺激になった」との感想が届いている。フェアが留学生と企業の出会いの場となり、新潟の活力の源になるよう取り組んでいきたい。

新潟日報エリナレター掲載