W杯準備 着々と進行

6月中旬、ロシアのサンクトペテルブルクにある高等経済学院で比較経済学世界大会が開催され、世界各国の幅広い経済問題に関して最新の研究成果が議論された。筆者を含むERINAの研究員もロシア企業の現状に関する研究成果を報告した。

同時期に、国際サッカー連盟(FIFA)のコンフェデレーションズ杯2017がサンクトペテルブルクを含む4都市で開催されていた。

ロシアの中央紙ベドモスチ紙の7月4日付の記事によると、同市には30万人のサッカーファンが訪れ、その約8%は外国人だったという。通常、ロシアに一時滞在する全ての外国人は到着後3日以内に滞在登録を行う義務がある。しかし、この時期の開催地域では、治安維持強化を目的として、24時間以内に滞在登録を行う臨時措置が取られていた。

コンフェデ杯の経験を踏まえて、来年にはFIFAワールドカップ・ロシア大会が11都市12会場で開催される予定で、今まさに準備中だ。サンクトペテルブルクでは、スタジアム最寄りの地下鉄駅が建設中だった。

市内を散策すると、コンフェデ杯のフラッグ=写真=を至る所で目にした。ガスプロム、マクドナルド、アディダス、コカ・コーラ、VISAといった世界的な企業が協賛していた。日本代表が出場していないからか、日本企業は残念ながら見当たらなかった。

一方、代表が出場していない韓国の現代自動車のロゴはあった。中国はさらに積極的で、大連万達、VIVO、海信グループの企業ロゴを目にした。ワールドカップでは、日本代表チームと日本企業の参加を期待したい。

 

新潟日報エリナレター掲載