設立25周年 誓い新た

25年前の1993年10月1日、環日本海経済研究所(ERINA)は北東アジア経済圏の形成と発展に寄与し、国際貢献することを目的に設立された。そして、去る10月1日に設立25周年を迎え、記念シンポジウムと祝賀会を開催することができた。

この四半世紀に、北東アジア各国は、それぞれ社会的・経済的な課題を抱えつつ変化してきた。北東アジア各国間の経済関係が緊密化する一方、中国は世界第2の経済大国としてグルーバル化し、最近は、情報通信技術(ICT)の発展も相まって世界の情勢が大きく北東アジアに影響しつつあることを感じる。

ERINAは北東アジア各国経済の調査研究を進め、地域の経済交流を推進する活動をしながら、人的ネットワークを確実に広げてきた。25周年の祝賀会の席にもロシア、中国、モンゴルの研究者や企業家、さまざまな専門分野の共同研究員らが駆けつけてくれた=写真=。研究員や経済交流部員の日頃の研究活動や現地での仕事ぶりがうかがえる。

北東アジアはさらに新たな展開を迎える時期にある。ERINAは25周年を機に今まで蓄積してきた知見を学術的に進化させつつ、これからも北東アジアの各地域に根差した着実な調査研究や経済交流推進活動を続けていこうとしている。それにプラスして厚みのある広報活動を行い、ERINAを多くの方に知ってもらいたい。これから25年先のことを想像することは難しいが、5年先、10年先を展望しつつ、1年1年を着実に進んでいくことが、これからの25年に、そして半世紀の活動につながるのだと思う。

新潟日報エリナレター掲載