外国人観光客が増加

日本では夏のレジャーといえば海水浴。北朝鮮の人たちは真夏をどう過ごすのだろう。8月中旬に北朝鮮東北部の羅先(ラソン)市、清津(チョンジン)市、鏡城(キョンソン)郡を訪問した。地元で人気の鏡城郡の集三(ジプサム)海水浴場に行く機会があった。

集三は鏡城郡の東部に位置する海岸である。海岸は高さ約100メートルの山に囲まれており、緑の松の木、白い砂浜、日本海の荒波に浸食された奇岩、碧い波と一緒に秀麗な景観を成している。

海水浴場は避暑で来た人たちでにぎわっていた。海水浴を楽しむ人、近くの磯場で貝類を拾って鉄板焼きにする人、テントを張って音響機器を持ち込み、歌ったり踊ったりする人もいた。そのにぎやかさは日本とさほど変わらない。

家族単位で来た人が多く、他にも職場の同僚や、学生グループの姿もあった。この周辺は海がきれいで、30キロ離れた清津市から来る人も多いという。また、外国人観光客からの評判も高く、観光の定番となっているそうだ。

海辺で記念撮影をする生徒たちに手を振ったらピースサインが返ってきた=写真=。外国人にはだいぶ慣れている様子だった。報道によれば、近年、北朝鮮が外貨獲得のため外国人観光客の誘致に力を入れており、また、米朝首脳会談の実現により海外の北朝鮮への関心が高くなり、外国人観光客が増えたそうだ。ガイドからは旅行シーズンにはホテルやレストランが足りなくて苦労するという話も聞いた。ちなみに、北朝鮮と国交のある国は160カ国以上に上る。

 

新潟日報エリナレター掲載