未来担う学生の熱意

「北東アジア経済発展国際会議および日露エネルギー・環境対話」(NICE)が新型コロナウイルスの影響で開催延期となった中で、NICEの一環として初めて企画した大学生によるプレゼンテーションコンテスト「フューチャー・リーダーズ・プログラム(FLP)」を予定通り2月6日に行った。学年が変わるこの時期を逃して学生たちの熱意を裏切るわけにはいかない、という思があった。

FLPのテーマは「北東アジアの未来シナリオ」。大きな発展の可能性と政治・社会的な不安定要素を併せ持つ北東アジアの未来に向け、学生たちがどのように関心を深め、これからのリーダーとなっていくか-。そんな狙いを込めたFLPに、県内大学の14チームが応募し、書類選考を経て5チームが本選に臨んだ。

本選は4分のプレゼンテーションに8分の質疑応答という、学生たちにとっては厳しい条件で行われた。学生たちの緊張感、審査員8人の真摯(しんし)な質問、熱心に耳を傾け続ける聴衆。どれをとっても運営サイドにはうれしい限りだった。これが予定通りNICEの中で行われていたら、さらに張り詰めた雰囲気だったかもしれない。

審査は優劣つけがたい激戦だったと聞く。結果として、新潟県知事賞は新潟大学経済学部の道上ゼミによる「万博がつなぐ北東アジアの未来」、審査員特別賞は同濱田ゼミによる「CTSサイクル構築による海洋プラスチック削減」に与えられた。選に漏れた県立大、新潟医療福祉大学、新大の3チームの健闘ぶりも見事で、最後は笑顔だった=写真=。来年以降のNICEでも、FLPは対象地域を拡大しながら引き続き行う予定である。

 

新潟日報エリナレター掲載