供給進み接種率逆転

新型コロナウイルス禍も2年近くとなった。日韓両国の対策は何かと比較されることが多い。ワクチン接種においても比べられる報道が見られた。

両国のワクチン接種率をグラフで示した。データがない時期は破線になっている。韓国では6月時点で、1回目の接種で日本に10ポイントほどの差をつけた。このころ、メディアでは、スマホアプリを利用した韓国の接種システムが紹介され、話題を呼んでいた。しかし韓国はこの後、海外から調達するワクチンの到着が遅れるようになった。このため、7月以降、接種率は頭打ちとなり、特に2回目の接種は日本と比較して遅れることとなった。

一方の日本は、菅前首相の示した「1日100万回接種」の方針に従って接種を進めていった。個別の地域や職域ではワクチンの不足が生じたが接種のペースは1、2回目とも堅調であった。これは海外からワクチンの確保がおおむね順調であった結果といえる。

韓国ではワクチン不足から、日本で主に使われているファイザー、モデルナ両社のmRNAワクチンに加えて、日本では一部でしか使われていないアストラゼネカ社のワクチンも1千万人以上に接種された。

8月下旬以降、韓国の海外からのワクチンの供給も順調となり、ワクチン接種は再加速した。10月4日現在の両国の接種率は、日本は1回目72.1%、2回目61.8%、韓国は1回目77.5%、2回目53.1%となっている。

新潟日報ERINAレター掲載