新潟とモンゴル 共通利益を生む経済交流を

このところERINAではモンゴルとの経済協力を話し合う機会が増えている。6月20日には、モンゴルからバダルチ産業貿易省産業政策調整局長、ガンゾリグ外国投資貿易庁長官、バトジャルガル駐日モンゴル大使館一等書記官が来所し、モンゴルの産業と外国投資政策についてのラウンドテーブルが設けられた。

モンゴル政府の経済政策は、輸出を基盤とした民間部門主導型の構造改革を強化し、経済成長を確実なものにすることを目標としている。これにより産業活動は回復に向かい、ここ数年続いた異常気象による家畜の被害にもかかわらず、2002年の経済は3.9%の成長を遂げた。

投資環境の整備にも努め、1990年以降、72ヶ国2,585社の合弁企業及び外国企業がモンゴルに登録し、総投資額は82,500万米ドルに上った。日本は外国直接投資で5位にある。モンゴルには、天然・鉱物資源が豊富にあるのに加え、若年層が多い(総人口の70%が35歳以下)ことが外国直接投資を呼び込む大きな強みとなっている。

さらに昨年は、ロシアとの国境に近いアルタンブラグをモンゴルで最初の自由貿易地帯に指定する法律が成立した。関税や付加価値税の免除、投資家に対する様々な減税など刺激策を拡大する計画がある。

繊維産業、農業など、モンゴルと新潟の経済基盤には共通性があり、双方の利益につながる機会も生まれるだろう。4月には、モンゴルの代表的なカシミヤ製造企業の社長が五泉市を訪れている。こうしたビジネスミッションの交換や、両国間の経済協力活動の幅広い調査に力を尽くしていきたい。

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モンゴルへの外国直接投資(出所:モンゴル外国投資貿易庁)

新潟日報エリナレター掲載