北東アジア経済会議開幕 地方の躍進にも注目

きょう、「2004北東アジア経済会議/北東アジア経済フォーラムイン新潟」が開幕する。会議では、交通、環境、エネルギーなど分野別の多国間協力の方策を話し、総合的な地域開発ビジョンを描いていく。忘れてならないことは、北東アジアのどの国にも共通して、これらの議論の底に地方経済・産業の動向があり、議論の成果が地方経済・産業の利益を目指していることだ。

今回、海外から会議やビジネスメッセのために、およそ400人もの人たちが新潟を訪れている。北京、ソウル、モスクワなどの中央都市や欧米からの参加者はもちろん、中国東北部、ロシア極東など地方からの参加者が多いことが特徴だ。

先月25日(日)、会議参加者の先陣を切って、中ロ国境の交通拠点の一つ、黒龍江省・綏芬河から市長一行が新潟入りした。5年前に約100万トンだった綏芬河での鉄道貨物取扱量は、昨年には570万トンにまで増えているという=写真。吉林省の中ロ朝の国境交通拠点、琿春からも毎年のように市長一行が参加し、経済交流拡大を図っている。会議中の地域別貿易投資セミナーでは、モンゴルのロシア国境の街・アルタンブラクの自由貿易区マスタープランや、ロシア・ハバロフスク地方の水産関連、中国・東北振興に向けた取り組みなども紹介される予定で、中国企業に対する誘致フォーラムも開かれる。

さまざまな参会者が、さまざまな経済交流案件を抱えて新潟にやってくる。新潟を始め国内からの参加者が会議やビジネスメッセの場で彼らと交流し、相互に実のある土産を持ち帰ってもらえればと願う。

新潟日報エリナレター掲載