動き出す図們江輸送回廊

2月4日、万代島ビルで「図們江輸送回廊活性化フォーラム」が行われた。これは、昨年10月に中国吉林省琿春市で開催されたフォーラムに次ぐ2回目。第1回フォーラムから4ヶ月もたたずに第2回目が開催できたのは、回廊活性化に向けて関係者の熱意が国境を越えて高まってきたことの現れだ。会議参加者は北東アジア6カ国の行政や民間企業、専門家など、約50名に上った。

図們江輸送回廊は北東アジアのすべての国がかかわるルート。フォーラムではルート活性化に向けて具体的な動きが進むよう、本音ベースで意見を述べ、現実的で建設的な提案を行った。政府代表者からはこのプロジェクトへの取り組みや今後の整備計画などが報告され、民間企業からは日本海横断航路開設の条件や、荷主側からみたルート利用の条件が提示され、また専門家からは国境を跨いだ貿易区の設置などのプロジェクトが提案された。

具体的な内容で議論ができたことはもちろんだが、日本海横断航路の開設をはじめとする4つの共通目標が設定され、その目標に向けて率直に話ができるようになったという関係が嬉しい。それだけの信頼関係が少しずつだが、確実に築かれていることが実感できた一日だった。

今回のフォーラムでは、図們江輸送回廊の多くの各国関係者が相互信頼関係をさらに強化し、共通目標の実現に向けた共同作業に取り組むために、ワーキンググループを組織することが決定した。気運は徐々に高まってきた。図們江輸送回廊が大きく動き出す日も近い。

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図們江輸送回廊

新潟日報エリナレター掲載