急速に普及した中国の携帯電話

8月25日から9月3日、企業調査のため中国に出張した。その間、長春にある中国東北部最大の携帯電話販売会社「安華集団」を訪問した(写真)。4階建てのビルに、世界各メーカーの携帯電話を揃え、販売している。1~2階では世界の携帯電話の新製品200種を販売し、3階には中古品の売り場があった。そのほか、2階の一部に中国移動通信社の営業所を設け、4階には各メーカーのアフターサービスショップを置いていた。まさに携帯電話のワンストップサービスを実現している。

視察した平日の午後4時にもかかわらず、売り場は多くの人々で賑わっていた。新製品は1日平均600台を販売している。その値段は平均1,500元(約2万円)、一般公務員の月給に相当する高額なものだ。また、中古品は卸・小売を合わせて1日1,200台を売り、値段は1台500元(7千円弱)ぐらいだ。

中国の携帯電話の普及は速い。2003年末時点で、中国の携帯電話の加入者数(累計)は2億6,869万人に達した。昨年1年間だけでも約6,300万人の新規加入があり、2004年春の調査時には、都市部で市民の半数以上が携帯電話を所有しているという結果が出た。現在でも1カ月に500万人の新規加入がある。

この膨大な中国の携帯電話市場に、メーカー各社は次々と新機種を登場させている。日本メーカーの4,200元(6万円弱)前後の携帯電話は、東北部の町で入荷1カ月待ちの状況だ。第三世代(3G)携帯のテストの終盤を迎え、各メーカーの開発、販売競争が今後ますます激しさを増していきそうだ。

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新潟日報エリナレター掲載