新潟の冬

遼寧省社会科学院からERINAに派遣され、今年1月から半年間の予定で客員研究員として勤務することになった。

遼寧省の省都・瀋陽市でずっと暮らしてきた私にとって、新潟の冬は寒いとは言えない。瀋陽の冬は、最低気温は毎日零下で、時にはマイナス25度となることもある。それに比べたら零下になる日もほとんどない新潟の冬の寒さは全く問題にならない。とは言え、着ているものを見ると、一般の日本人よりも私のほうがたくさん着込んでいるようだ。私の前を歩く女子学生が短いスカートの制服を着て、素足を露出させている姿を見るたびに、彼女たちの防寒能力に驚かされる。瀋陽の冬には決して見られない光景だ。

瀋陽は中国でも比較的雪が多い。でも、その雪も新潟の雪とは少し違うようだ。瀋陽の雪は軽やかで無音で地面に落ちる。手のひらで溶けてもさらりとしている。これに対し、新潟の雪は非常に大げさだ。勢い盛んに襲い掛かってきて人々の注目を集める。強風を伴い、音を立てながら切れ間なく降り続く雪には驚かされる。湿り気が多くて重く存在感があるのも雪も、いつまでも真っ白な雪も新潟に来て初めて知った。ちなみに、冬に雨が降ることも新しい発見だった。

新潟での発見はまだまだ始まったばかりだ。半年の間に、今まで知らなかった新潟の姿をたくさんみつけていきたい。

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新潟日報エリナレター掲載