日ロ極東エネルギー協力に向け連携へ

3月7~8日、朱鷺メッセで開いた「新潟・日露エネルギーフォーラム2005」(主催:ERINA、共催:新潟県・市、協賛:東北電力)=写真=では、日ロ双方の専門家など36名による報告とディスカッションを行った。東シベリアの石油をロシア沿海地方に運ぶ太平洋パイプライン計画が注目を集める中、その課題は何か、誰が何を行うべきかなど、日ロ双方の関係者が共通認識を持てたことが何よりも収穫だった。

フォーラム終了後、ERINAは極東燃料エネルギー産業発展戦略センター(ウラジオストク市、イーゴリ・スベトロフ所長)からの申し入れを受け、エネルギー分野における幅広い相互協力について検討することを約した覚書に調印した。ERINAは今後、同センターの申し入れに対応可能な組織の連携を関係する諸団体等と協議し、あらためて協定を交わす予定だ。

同センターは昨年9月、ロシア極東のエネルギー産業の発展やアジア太平洋とのエネルギー協力の促進などを目的に設立されたNGO。極東10自治体の知事が審査協議会のメンバーとなり、研究機関や企業の代表らが調整協議会メンバーを形成している。

フォーラムの進行役を務めた新潟市出身の阿部進氏(アジアパイプライン研究会運営委員長)も指摘するように、21世紀はエネルギー(Energy)、環境(Environment)、経済(Economy)の3Eのバランスが鍵とされる。言い換えると、拡大するエネルギー消費と環境保全、人口増と高齢化社会、グローバル経済と地域社会、これらの二極化をどう紐解くか。新潟も、すでにこの渦中にある。対岸とのエネルギー問題も地域が一体となって考えるべき課題の一つに違いない。

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新潟日報エリナレター掲載