北東アジア経済会議 国や地域を越えた出会い

歴史認識、領土や領有権など、最近、日本と北東アジアの国々との間の考え方のすれ違いが目立つようになってきたことが気がかりだ。ニュースで見聞きするだけでなく、ワイドショーなどでも取り上げられるようになってきた。

6月6~8日、新潟市・朱鷺メッセで開かれる「北東アジア経済会議」は、こうした気がかりな問題とは別の、国や地域を越えた交流の場を提供し続けてきた。国よりも地方、政治よりも経済をテーマにしている会議だからだろう。北東アジア経済圏は、地方どうしの経済交流に基礎を置き、国家の境を乗り越えようとしてきた。地方の拠点都市・新潟で行うからこそ実現できる会議ともいえるだろう。

今年も、海外から多くの講師や一般聴講の方々が来港する。環境、エネルギー、物流・人流、経済開発ビジョンの4つの専門家会合、および全体会議で講演や報告する講師の人数では、国内23名、海外29名と、海外からの参加者の方が多くなっている。内訳は中国から7名、韓国から7名、ロシアから6名、モンゴルから5名、国際機関から4名。中国やロシアからは、黒龍江省、吉林省、沿海地方など、ローカル色も豊かだ。

グローバル化の波とローカル化の波が出会う場所、それが北東アジア経済会議ともいえる。日頃のニュースとは雰囲気の異なった国や地域との出会い、さまざまな人や考え方との出会いが今年もきっとあるだろう。聴講だけなら当日受付で可能なので、多くの方々の来場を期待したい。

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新潟日報エリナレター掲載