2005北東アジア経済会議イン新潟を終えて

「2005北東アジア経済会議イン新潟」(6月6~8日)が終わった。今回で15回目となったこの会議は、環境、エネルギー、輸送回廊/産業・観光回廊、北東アジア経済開発ビジョンをテーマに専門会合を行った後、基調講演、総括セッションを行って幕を閉じた。私にとって9回目となったこの会議では改めてその目的と役割を考えさせられた。

個人的には、この北東アジア経済会議は、何かを決定する場というよりは、情報交換の場であり、議論を通じて参加者の意識・目的の統一を図る場であり、その目的に向けた具体的な動きを生み出す場だと考えている。そして、それがトラック2、つまり政府関係者、研究者、民間企業などが混在する形で進められていることに大きな意義があるのだと思う。

3日間の会議の中で心に残ったのは、ロシアのパネリストの「異なる国や地域、立場の人間が直接顔を合わせて共通のテーマで話をして、それぞれの困難や問題点、要望を理解した上で、問題の解決策を探っていくことが重要」という言葉と、韓国のパネリストの「信頼関係がなければ、特に多国間での話し合いはできない」という言葉だ。

15回の会議を通じて構築された信頼関係、人的ネットワークは宝だ。これを失うことなく、一層強化・拡充しながら、いかに新たな方向へ発展させていくか、具体的な動きを作り出し、それを推進していくかが、今後の北東アジア経済会議、ERINA、そして開催地としての新潟の課題だろう。

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北京から参加した講師(右から1、2、6、8人目)と新潟のボランティアグループ

新潟日報エリナレター掲載