ニューヨークのアジアタウン

出張でニューヨークを訪問した際、訪問先の国連職員の方に、ニューヨーク近郊にあるアジアタウン、フラッシング(写真)を案内していただいた。フラッシングはニューヨーク・メッツの本拠地シェイ・スタジアムの東に位置し、1960~70年代に台湾や香港から移民してきた人々が作った中国系の街と、1980年代に韓国から移民してきた人々が作った韓国系の街が混在している。1970年代には日本人もたくさん住んでいたようで、日本人学校もあったという。最近は、中国の大陸から移民してきた人たちも多くなってきているようで、商店の看板には繁体字と簡体字が混在している。

ニューヨークの郊外でありながら、中国大陸、台湾、香港、韓国各地の食べ物が楽しめるのがフラッシングの特徴。夕食は前菜が上海料理屋で小籠包、メインは韓国料理屋でチジミとポッサム(ゆで豚肉を白菜やキムチなどで包んで食べる料理)とはしごをして楽しんだ。

楽しみは食べ物だけではない。ここの公立図書館には、中国語や朝鮮語、日本語、ペルシャ語など各国語の書籍や大量のCDや映画などの資料が揃っている。これらを堪能するだけでも、まる1日はかかるほどの量だ。外国からの移民が街を作って集中するのは北米でもアメリカの特徴で、必ずしもよいことばかりではないが、アジアのパワーを感じられるという意味では一度行ってみる価値はある。

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新潟日報エリナレター掲載