ロシアのアジア民族、ブリヤート

ERINAが主催する「新しい北東アジア」東京セミナー(笹川平和財団助成)の6回目は、ロシアのアジア民族・ブリヤートなど北東アジアに広がるモンゴル系民族から見た地域交流をテーマに、ロシア・ブリヤート共和国ウランウデ市からゲンナディ・アイダエフ市長とライサ・プシェニチニコワ国立東シベリア文化芸術アカデミー総長を招き、駐日モンゴル国大使館のD.バッチジャルガル参事官らを交えて、21日、経団連会館で開かれた。

ブリヤート共和国は、ロシアの東シベリア、世界最大の淡水湖・バイカル湖の南東部にあり、ブリヤート人とロシア人(市長はブリヤート系、総長はロシア系:写真)が共に住み、ロシア語が話される。

ウランウデ市は留萌市、山形市と姉妹都市提携を結び、代表団の交換や日本語学習、ダンスなどを通じて交流を深めている。アイダエフ市長は今回が4度目の来日となるが、以前は経済の話をしても乗ってこなかった日本側の様子が最近少し変わってきたと感じ、文化交流が自然とビジネスにもつながっていくことを実感している。近年、ブリヤートでも新しい住宅・マンションの要求が強くなり、日本の企業をバックにつけた海外の建設会社からの売り込みもあるという。11月のプーチン大統領訪日が日ロ関係の発展に大きな進展をもたらすことを期待している。

日本とロシアは隣国であるばかりではない。最近、日本で発掘された旧石器時代の人骨のDNAに最も近い民族がブリヤート人であることが明らかになった。ロシアの中のアジア民族の住む美しい自然に囲まれたシベリアの都市を、一度訪問してみるのも面白そうだ。

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新潟日報エリナレター掲載