お茶会の精神で北東アジア交流を推進しよう

7月6日、インド北東部シッキム州と中国チベット自治区を結ぶナトゥラ峠の国境貿易ルートが再開された。ここは、かつてシルクロードの一部であったが1962年から閉鎖されていた。冬が厳しく、このルートを利用した貿易は6月1日から9月30日までという短い間に限定されるものの、シッキム州政府の調査によれば、繊維や食品を中心に貿易額は2015年までに120億ドルに達すると見込まれ、地域発展が期待されている。

この3日後、新潟市の歴史的建築物でもある燕喜館で、裏千家淡交会新潟支部あさひ青年部が、偶然にも『道』をテーマにしたふづき茶会を開催した。更に偶然なことに、この茶会の薄茶席のテーマは『シルクロード』だった。

私は3年前からあさひ青年部の会員となり、今回の茶会にも薄茶席チームの一員として参加することができた。3月から準備を始め、テーマをどう生かすか、皆でアイディアを出し合った。和物のお茶道具はもちろん、シルクロードにちなんだものを求めることになり、お茶の仲間に相談し、チベット、イタリア、トルコ、そしてバーレーンからのものを手に入れた。さらに、青年部の会員の個々の技能を生かし、シルクロードで伝わってきた唐草模様の古服紗を縫ったり、砂漠の中のラクダの絵柄のお菓子を作ったりして、お茶会に“手作り”の味付けを施した(=写真=)。

今回、茶会を成功させる(=お客さんをもてなす)ために、皆がそれぞれの技能や持ち物を持ち寄り、力をあわせて、一生懸命に頑張った。北東アジア交流を成功させる(=平和・共栄に繋がる持続可能な発展を実現する)ためには、同じように、それぞれの国の得意な分野を持ち寄り、協力し、一生懸命に頑張らなければならないと思う。

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新潟日報エリナレター掲載