新潟は地球規模の『交差点』

今年からERINA出前教室を始め、これまでに新潟市内・近隣の4つの中学校で“北東アジアの中の新潟”を考えてもらう授業を行った。授業の冒頭、最近は決まって「地球儀を見るように、世界を見てみよう」と話し始める。すると、四角い地図とは別の世界が見えてきて、生徒たちは目を輝かせる。

新潟で上空を見上げると、成田空港とヨーロッパを結ぶ航空機が飛んでいるのを数多く目にすることができる。日本と欧州を結ぶ線上に、ちょうど新潟があるからだ。海に目を転じると、東アジアとアメリカ西海岸を結ぶ最短距離に、日本海がある。つまり、日本海は地球規模の大切な交差点の一つで、その交差点を目の前にしている新潟が“北東アジアの拠点都市”を目指している意味が手に取るように分かってくる。

来年4月から政令指定都市となる新潟の3つの基本方向の一つに“日本海政令市・新潟”があることも、新潟が環日本海圏を率先してリードしてきたことも、この地球儀の発想が原点にあるに違いない。生徒たちに北東アジアの人や物の流れと新潟の関係を話すときも、国を超えて広がる環境問題について考えるときも、この地図を思い浮かべてもらえば不思議と実感がわいてくる。

「家に帰ったら、お父さんにこの話をしてごらん。きっと、感心してくれる」などと生徒に話すこともある。ときには一家そろって、丸い地球を思い浮かべながら新潟と北東アジア、新潟と世界の関係について話し合ってみてはいかがだろう。

fg061219_1

新潟日報エリナレター掲載