北東アジアの醍醐味満載
ERINAのライブラリーには調査・研究に必要な図書・資料、約11,400冊を蔵書している。その内訳は、北東アジア関係の外国語図書が約5,960冊(中国語2,530冊、ハングル1,800冊、ロシア語1,630冊)、その他約5,250冊(一般図書・寄贈・和・洋書・定期継続図書・雑誌)となっている。
こうしたERINAの蔵書は、ホームページの「ライブラリー(Library)」のページにアクセスすることで、どんな資料があるのか、簡単に検索が可能だ。ぜひ、興味のあるキーワードを入れて検索してみて欲しい。
とはいえ、検索システムを使って「文字」だけで探したのでは、出会うことができない面白い本もある。検索は確かに便利だが、やはり自分の目で見て、手に取って本を覘いてみると、それぞれの個性が見えて、また違った新しい面白さを発見することもできる。まさに「百聞は一見にしかず」だ。
中でも、各研究員が出張時に各国の書店で購入してくる本は、日本の書店ではなかなか入手できないような代物であるだけに、希少価値が高い。各国の書籍は、文字は読めなくても、見た目の雰囲気や色使い、紙の色や手触り、中にちりばめられているイラストや写真などに、“外国”を感じることができるし、また想像も膨らむ。
その他、北東アジアを知る参考資料として、各国の年鑑や地図等も多数取り揃えている。ERINAでの閲覧も可能なので、ぜひ実際に手にとって「手と目で検索」しながら、書籍を通じて北東アジアに触れる醍醐味を味わってほしい。
ERINA(環日本海経済研究所) 那須野陽子
新潟日報ERINAレター2007年05月22日掲載