若き発想中心に活発議論

5月上旬、水と緑の美しい国、スウェーデンに出張した。同国最古のウプサラ大学(=写真)のシルクロード研究センターの要請で、客員研究員として北東アジアエネルギー安全保障の共同研究に従事した。同センターは、ユーラシア大陸及びアジア全域を研究対象とし、設立されてまだ数年の若い研究機関である。しかし、現在起きている問題(テロ、移民、エネルギー、環境等)をめぐる即応的で質の高い政策提言活動にいまや世界の注目が集まっている。

様々な国籍の人間が世界中から招聘されては、自由闊達な議論が繰り返される。最も感銘を受けたのは、明日の世界を担う人間を育てるべく、40代の人物をトップに置き、発想の柔軟な20~30代の若者によるイニシャチブが発揮され、活気に満ち溢れていることだ。だからこそ、「次世代を育てる」ことの重要性に共感するスポンサーが世界中に増え続けている。残念ながら、今日の我が国に類似する機関はない。

滞在中、いみじくも昨夏、泉田知事のメールマガジンに掲載された「これからの新潟を担う若者」というメッセージを思い出した。改めて読み返すと、「若者が活躍できる場をつくって、新潟から全国や世界へ情報を発信できるようにしていきたい」という言葉で結ばれている。この点、全く同感だ。

来年は新潟でG8サミット労働相会議が開催される。新潟にも色々な意味で世界の注目が集まるであろう。これを一つの節目として、新潟は若者の創意と活気に溢れた都市として大胆に生まれ変わって欲しい。そうすれば、人も情報も集まる。世界が聞きたがっているのは、明日を担う若者の意見だ。新潟から全国に先駆けた本格的なイニシャチブを発揮したいものだ。

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新潟日報エリナレター掲載