大変貌 伸びゆく都市琿春

6月中旬、新潟経済同友会代表団23人の一員として、中国吉林省琿春市を訪問した(写真)。この琿春市は現在開設準備が進む三角航路の寄港地トロイツァ港の背後地にある。

琿春市はトロイツァ港から陸路70キロの距離で、人口は25万人、工業団地の計画面積は2,500ha(東港工業団地の約2.5倍)である。日本企業から見て、距離・団地規模・労働力確保等の点で数少ない魅力的な土地といえる。

現に、縫製・食品加工業を中心に10社ほどの日系企業が進出している。我々はその中の小島衣料を見学する機会を得た。小島衣料は日本の百貨店などで販売される高級女性服の縫製加工大手で、既に上海・湖北省で5工場8,000人余りを雇用し、月産80万着をこなしている。琿春工場では研修生を含み1,000人が働いており、この航路開設時には3,000人規模とし、週15本のコンテナを船積したいと語っていた。

ところで、私の琿春訪問は12年ぶりであり、アクセスや街の変貌ぶりには驚いた。道路が非常に良くなったこと、街には街路樹や花壇が多くなり、タバコの吸殻などのゴミが無いこと、街を行く人々の服装が清潔になったこと等である。

種々の企業が立地し、そこに働く若者が流入し、消費行動が活発化する。伸びゆく都市にすがすがしさを感じ琿春を後にした。

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新潟日報エリナレター掲載