新潟の交通マナーに感心

環日本海経済研究所の客員研究員として中国の瀋陽から新潟にきてもう1カ月になる=写真=。中国国内で新潟といえば、川端康成が書いた「雪国」、2002年のワールドカップ、7月の中越沖地震、そして今、中国国内で高額で売れているコシヒカリなどがよく知られている。私が実際に新潟で暮らしてみて大変驚いたことは「道路交通のマナー」がよいことだ。

新潟は車線が少なく(瀋陽では6車線、8車線が普通)、道路で交通整理をする警察が常にいるわけではないが、瀋陽のような交通違反による渋滞は発生せず、車は順序良く走っている。これは新潟の人々が交通ルールを徹底的に守ると同時にお互い譲り合いながら運転しているからだと思う。

また、瀋陽の道路はクラクションの音で溢(あふ)れている。私は新潟の道路でクラクションの音を聞いたことがない。みんな落ち着いた運転をしている。そして、「歩行者優先」がきちんと守られている。私も歩いていて、何回か車に道を譲られ、戸惑ったことがあった。日本の小学生は親の送迎なしで学校へ行けると聞いていたが、このような交通状況であれば、確かに納得できる。通学帽子をかぶって手を上げるだけで、横断歩道を安全に渡れることは瀋陽では考えにくい。そのため、親は毎日子どもの送り迎えが必要なのだ。

初めて日本にきた私にとって、新潟の生活は興味津々でわくわくしている。美しい日本海、おいしいお米、人を酔わせるうまい日本酒、親切な新潟の人々、全てが私を魅了する。この1カ月ですっかり、新潟が気に入った。

新潟での生活はまだ5カ月ある。この間に、新潟に集まってくる北東アジアの最新動向を持ち帰るのはもちろんのこと、日本の風習、文化にも思いっきり触れて、たくさんいい思い出を作り、中国へ持って帰りたい。

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新潟日報エリナレター掲載