本県の技術力に熱い視線

北東アジアの経済活動が大きく動き出した。新潟には本物がある、この機を逸してはならない。

燕市の医療機器メーカーの「火傷治療用システム」は世界でも一、二を争う優れモノだ。寒冷地で火傷事故が比較的多いと言われているロシアで熱い注目を浴び、極めて高価な装置であるが、好調な経済を背景にインフラ整備を進めている国情もあり、この程、販売・メンテナンスの代理店が決まった。

また、昨秋、ロシア連邦癌センター学会から招待された新潟大学の医師の繋がりから、今後、医療技術支援・情報交換を続けることになった。ドイツなどからの売り込みも盛んだと聞くが、ソフトと一体の医療機器を提案することで、新潟大学支持者の多い極東地域を味方にしてぜひ成功させたい。

佐渡市の「海洋深層水飲料水」も韓国に出荷され、高価ではあるが豊富なミネラル分が健康志向者に人気のようだ。現在、中国の南京市からも見本発注があり、水資源不足の大陸は大きな市場になると確信、「佐渡」の名称と共に広めていきたい。

長岡市の米菓会社は超高圧技術を利用した「無菌包装米飯製造ライン」=写真=を韓国の大手食品会社に納めた。この装置はノウハウの塊であり、相手側の売上に応じてライセンス料が入る契約だ。さらに中国・北京の食品メーカーとも商談中だ。

その他、現在新潟県で開発中の多目的クリーンエネルギーDME(ジメチルエーテル)と、その小規模発電装置にも北東アジアから強い関心が寄せられている。

中国東北三省の経営者が、三条・燕周辺で1回に2000~3000万円の買い付けをしていく時代である。新潟県が先行するにはここ数年が勝負と見ている。

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新潟日報ERINAレター掲載