一家集合 春節の祝い「団円飯」

中国人にとって、1年の中で最も大切にされる春節。今年は2月7日が旧暦の正月で、中国では、前日の2月6日から1週間が休日だ。

その春節前夜は「大年三十」(大晦日)という。この夜に家族が集まって食事をする「団円飯」はきわめて重要で、新年を迎えるにあたり、子供の成長や両親の健康を祈り、料理を囲んで歓声が溢れる場となる。

「団円飯」の料理は念を入れて作られる。例えば、北方では餃子の中に小銭を包み、誰かがこの小銭を食べたら新年は縁起がよいといわれている。餃子を作る際に具が残った場合、この家庭は新年にお金が使い切れないと解され、皮が残った場合は、余るほどの衣装持ちになると解される。

「団円飯」には、特別な理由がなければ必ず実家に帰るのが習わしだ。したがって、中国国内では毎年春節前後に帰省ラッシュ(春運)を迎える。多くの人々が一斉に帰省するため、列車・バス・飛行機全ての交通手段が増便・臨時運行される。

しかし、私もそうだが、日本に滞在している中国人は、家族のもとに帰れないこともある。帰省できない人の多くは、大晦日の日に、電話やメールで実家に越年のあいさつをする。そして友人・知人で集まって、「団円飯」のかわりにパーティーをしながら、「守歳」(徹夜での年越し)をする。6日、新潟大学で中国人留学生の春節パーティーが開かれた〓写真〓。

中国では新年にどこの家庭でも爆竹をならすが、さすがに日本では爆竹はならさない。しかし、異国の地でも皆で集まり、一緒に餃子を作り、飲食をともにすることで、人とのつながりや絆を深めることを大切にしている。

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新潟日報エリナレター掲載