日中経済協力 架け橋目指す

北海道での学生生活を終え、この4月からERINAに勤務している〓写真〓。

中国人の私からみた新潟人は、雪に耐え春の訪れをじっと待つ辛抱強さ、物作りの世界から生まれた粘り強さと健気さを持っているというイメージがある。

昨年、新潟市は政令指定都市となり、新潟の地場産業は人口集約と交通の利便により大きなチャンスに恵まれていると感じる。そんな盛り上がりのある新潟で新しい生活をスタートできたことを嬉しく思う。

ERINAには、6月1~3日に開催される「日中経済協力会議」の事務局が置かれている。この会議は、中国東北地域の四省、日本の東北地方各県と新潟県・市のトップ、専門家が集まり、産学官共同で日中の経済協力を探る国際会議である。事務局の一員として準備に追われる毎日だが、日中の経済連携の動きが肌で感じられるだけに、この上ないやりがいを感じている。私は将来、日中の経済協力において架け橋になるような仕事をしたい。

ERINAは、ロシア、中国、モンゴル、北朝鮮、韓国の経済の調査・研究、北東アジア圏の経済交流推進に寄与することが本来の業務である。特に私が関心を持っているのは、中国の東北振興政策の中で進められている国有製造業の再生プロセスにおいて、日本の手法が注目されていることである。さらに、新潟県や各県の中小企業の優れた製造技術は、中国東北地域で大いに活用でき、私はその間に立って仲介役を果たしたい。大きな時代の流れの中で自分の力を精一杯発揮できることは、幸せである。

もちろん私自身にとって、その道のりは始まったばかりである。

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新潟日報エリナレター掲載