実りあった日中経済会議

6月初め、新潟市で「2008日中経済協力会議」が開催された〓写真〓。参加者は約700人。中国からは、国務院(内閣に相当)、遼寧・吉林・黒龍江の東北3省と、内モンゴル自治区、さらに大連市ほか多くの同地区都市の行政関係・財界代表が参加。日本からは東北・新潟の各県知事や新潟市長、わが国を代表する企業トップが集まった。大規模な民間レベル会議とり、ERINAは実行委員会の一員として各省・市一行のアテンド、会議運営を行った。

開催地新潟に相応しく、「北東アジア経済圏における日中経済協力の推進」が会議テーマとなり、今後の両国間の経済交流拡大などに関する活発な意見交換が行われた。その内容は投資貿易、運輸、省エネ・環境、観光など多岐に渡るものとなった。

本来の開催趣旨以外でも大きな意義があった。一つは会議直前に発生した四川大地震に対して、被災地の救済と復興支援のための可能な限りの協力姿勢を共同声明という形で中国に向け発信したこと。

もう一つは、毒入りギョーザ事件、チベット問題に端を発した聖火リレー妨害などで国民感情に影響を受けた日中関係が、胡錦濤主席の来日によって和らぎを取り戻しつつある中で、双方の各界トップが新たな相互理解と協力に向けた展望を持つに至ったことである。

G8労働大臣会合に続く国際会議として、コンベンション都市・新潟の拠点性と経験値を高めることにも貢献したと言えよう。

余談であるが、開催中、内モンゴル自治区から約100人が滞在し、古町界隈が一時的に活性化されたとの話も伝わっている。世界3位の経済力に迫るチャイナパワーを身近に感じた会議でもあった。

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新潟日報エリナレター掲載