中国全土でもレジ袋有料化

環境保護が世界各国共通の課題である今日、先進国と並んで、中国も資源の合理的な活用や主要汚染物の削減などについて真剣に考え始めた。

具体的には、(1)今年3月、従来の国家環境保護総局(日本の内閣府外局に相当)が中華人民共和国環境保護部(日本の省と同じレベル)に昇格となり、環境保護計画の制定と実施、環境汚染の防止と管理・監督、重大な環境問題の解決などが主要な職責とされた(2)去る8月29日に資源の節約、廃棄物の削減を最優先にする「循環経済促進法」が採択された—ことなどがあげられる。

また、今年の6月1日から、中国全土で、レジ袋の生産・販売・使用の制限に関する通達が本格的に施行(公布は2007年12月31日)され、レジ袋の無料提供が全面的に禁止された。その結果、デパートやスーパーマーケットから自由市場まで、レジ袋の完全有料化が徹底された。買い物に出掛けるとき、マイバッグの持参が一般常識となった〓写真〓。

一方、同通達の施行に便乗して、一部の靴屋や洋服店などは、従来買い物客に無料で提供していた紙袋さえ有料にした。特に、6、7月には、靴屋で箱を無料で提供してもらえず、靴を買った客が靴1足をそのまま持って店から出てくる風景がよく見られたという。

私も上海浦東国際空港の免税店で買い物をしたときに、「商品を入れる紙袋は別料金だ」と言われ、結局1元(約16円、中国ではミネラルウォーター500mlが1本買える程度)を払って、手提げ袋を買うしかなかった。

中国での環境保護策の迅速な推進に嬉しさを覚えたが、一部の唐突なやり方に少し戸惑いを感じた。

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新潟日報エリナレター掲載