気候変動 高い関心を実感

地球温暖化防止に向けた気候変動枠組条約(UNFCCC)第14回締約国会議(COP14)が2008年12月1日~13日、ポーランドのポズナニで開催された。この会議で、私たちERINAは今後のUNFCCC会議へのオブザーバー参加が正式に認められ、北東アジアの環境協力を進めるうえで大きなステップとなった。

今回は、温室効果ガスの削減目標などを定めた京都議定書の期限が終わる2013年以降の枠組みに向けた議論に期待が集まったが、急激に悪化する世界的な金融・経済情勢もあり、具体的な打開策を見いだせない成果の乏しいものであった。しかし、米国大統領選挙におけるバラク・オバマ氏の勝利がポズナニに若干の楽観的な雰囲気をもたらし、各国政府代表者らは2009年の交渉に全力で取り組むことを約束した。

会議参加者9250人の中で世界各国からの若い活動家グループ「国際青少年代表団」約500人が目を引いた。彼らは会場で「すべての国と人の未来を守る」誓約書への署名を求め、「『生存』に交渉の余地なし」というスローガンを掲げた短いデモンストレーションを行った〓写真〓。

『生存』とは、2050年までの大気中のCO2濃度を現在の目標450ppmから350ppmとし、少しでも早くCO2排出を抑えるための行動を起こそうというものだ。会議冒頭に講演を行った元米国副大統領でノーベル平和賞受賞者のアル・ゴア氏も、450ppmは不適切であり、目標値を350ppmに引き上げることの重要性を訴えた。

気候変動はもはや単なる環境問題ではなく、生活・生存に関わってくる。市民、とりわけ若者の関心の高まりを会議期間中、はっきりと感じることができた。

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新潟日報エリナレター掲載