黒竜江省が交流拡大に意欲

3月中旬、4日間の日程で中国黒竜江省を訪問した。黒竜江省は本県の友好提携先で、省都ハルビン市は新潟市の姉妹都市でもあり、中国の中で新潟との関わりは最も深い。今回は、黒竜江省が北東アジア地域の経済協力に積極的に参画し、資源利用、科学技術などの方面で関係諸国との連携を図るため、栗戦書省長が直接、ERINAの吉田進理事長に助言を求め、招かれたものである。

栗省長は対談で、ロシアとの貿易が優先的だった同省の対外関係を北東アジア各国との協力に移行し、中でも新潟など提携を結んでいる地域との関係を拡大したいと述べた。

また、上海浦東地区のトップから同省に赴任した杜家毫副省長は当方との座談会〓写真〓で、「日本に対する視点は上海と黒竜江では異なる。特に日本の北方に注目し、貿易や企業誘致に力を入れたい」と話し、新潟との交流にも強い意欲を示した。

世界経済の情勢は厳しいものがあるが、中国が早期に対策に取り組む中、黒竜江省では数年間で道路に1兆4000億円、鉄道に2兆8000億円、農業関連に4兆2000億円に上る大規模な公共投資が行われる見込みだ。社会面でも住宅、汚水・ごみ処理、暖房などで財政出動を行う。特に環境保護の進展は数年間で目を見張るものがあり、松花江水質汚濁や土壌汚染対策、風水力発電の普及、排出量取引から牛ふんの石炭代替化まで幅広く対策プログラムが用意されている。

訪問中は貿易投資や物流拡大のほか、三江平原をめぐる協力、農業交流、環境協力、コンテンツ・コンピュータソフトウェア開発など様々な可能性を探ることにもなった。新潟としても幅広い分野で実のある交流を図ることが期待される。

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新潟日報エリナレター掲載