住宅建築進み 変わりゆく町

出張でウランバートルに向かう機内で、ウォール・ストリート・ジャーナル・アジアの記事に目を引かれた。そこには、こんなことが書かれていた。

かつては、モンゴルや首都ウランバートルでの仕事を命じられたら出世の見込みはない、とみられていた。しかし、天然資源の伸びが注目される現在、これまでの数十年間のイメージはなくなり、商用で訪れる人が後を絶たない—。

そして同紙には、仕事帰りに一杯飲む店から朝食のクロワッサンが買える店まで、町の魅力的なスポットや穴場的な流行の店が紹介されていた。

ウランバートルでは、100以上の国内外の関係企業・機関が参加し、製品やサービスを展示する国際博覧会「建設・投資Expo 2009」を視察した。モンゴルの建設業も最近の世界的な経済・金融危機の影響を強く受けたとはいえ、企画住宅・オフィスビルなどのブース〓写真〓が展示スペースの半分以上を埋め、多くの参加者で賑わっていた。

移住や自然増加によって人口が急激に増えているウランバートル市内では、住宅が不足している。新築の中高層マンションやアパートが続々と建設されている一方で、ウランバートルの人口110万人の半数以上が、今もゲル地域に居住する。昨年、ウランバートル市政府は、市中心部の再開発計画に従って、4つのニュータウンプロジェクトと、7か所のゲル地域をアパート居住区にする計画を発表した。これらの事業で、2015年までに約75,000戸の住宅を建築する予定だ。ウランバートルは、遊牧民の町、ソビエトの制服を着た町というイメージを変えていきそうだ。

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新潟日報エリナレター掲載