新潟の環境技術アピール

今年は歴史的な環境イヤーになるだろう。というのは、コペンハーゲンで12月に開かれる国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)で、2013年以降の地球温暖化対策が決定され、各国の同意が求められることになるからだ。

地球温暖化は二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出する人間の活動によるところが大きい。その活動を環境面で測る指標の一つに「エネルギー原単位」がある。一定の生産活動を行うのに必要なエネルギー量を表すもので、値が小さいほどエネルギー効率が高い。同様の指標に「CO2排出原単位」があり、こちらは一定の生産活動を行う時に排出したCO2の量を示し、より直接的に環境負荷の大小を知ることができる。

日本は世界で最もエネルギー効率が高く、環境負荷が小さな国の一つだが、北東アジア全体を見ると、非効率で環境負荷の高い国が多い〓グラフ参照〓。なぜ中国、ロシア、北朝鮮、モンゴルの指標が世界平均を超えているかと言えば、生産設備が未熟だったり老朽化していたりすることなどに起因する。こうした地域の問題を、私たちはむしろ積極的に捉えている。つまり、北東アジアはエネルギー効率を改善し、CO2排出を削減する余地が極めて大きく、そのための国際的な技術協力を推進しようと提案している。

実は新潟には、熱効率の高さで世界最高水準の東新潟火力発電所や環境にやさしい天然ガス加工技術の集積があり、優れた環境技術を対岸地域に供給している企業もある。ERINAは、COP15にオブザーバーとして参加する。環境問題に関する世界の動向を持ち帰り、新潟にも役立てていきたいと考えている。

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新潟日報エリナレター掲載