延吉に見附のニット常設展示

10月28日、中国吉林省の延辺朝鮮族自治州・延吉市にある新時代デパートで、日本商品常設展示場〓写真〓が開設された。見附商工会がニット製品を展示し、そのサポートに当った筆者も開幕式に参加した。開幕式では延吉市副市長のあいさつがあり、報道関係者も大勢詰め掛け、地元の関心の高さを実感した。その後、常設展示場が公開されると、日中の企業、地方政府・自治体関係者から一斉に期待の声が寄せられた。

常設展示場は現地の延辺大洋会社(李明淑社長)が運営し、日本側の企業・団体と契約を結んで日本商品を展示・販売する。同社は今まで韓国製品を輸入して中国全土に売り出し、幅広い販売ルートを築いてきた。李社長によれば、近年は日本製品に対する中国消費者の評価が高く、人々の購買力も向上して日本製品へのニーズが高まっている。同社の販売ルートを利用して日本商品を取り扱うには常設展示場の設立が必要だったという。現在の出展者は見附商工会のほか、東京の雑貨関連会社と大阪の子供服関連会社だが、今後拡大していくと李社長は確信している。

常設展示場の開設は、日本商品の中国進出にとって大きな意味を持っている。成功すれば新潟県産品を含む日本商品が、現地会社の販売ルートを利用してスムーズに中国に入ることができるからだ。それを実現するためには日中双方の努力が不可欠で、商習慣の違いや市場感覚のずれなどの問題を一緒に乗り越えなければならない。この常設展示場が日本商品の中国進出のいいモデル事例となるように祈り、今後の発展を見守っていきたい。

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新潟日報エリナレター掲載