粉骨砕身 働く公務員

7月末、中ロ国境地域に視察団を組成し、現地を訪問した。黒龍江省東側のロシア国境に位置する綏芬河市に2年前「総合保税区」〓写真〓が設立されたため、この視察は、それを利用した物流ルートの調査、商流の可能性等を検分することが目的だった。

綏芬河での滞在が休日だったにもかかわらず、綏芬河市共産党委員会書記など要人との意見交換が実現した。視察団を代表して「休日にも関わらず、市のトップの方々にご対応いただき」と、感謝とお詫びの気持ちを交えて挨拶を行った。

さらに、随行してくれている綏芬河市外事弁公室の担当の方にも、「休日出勤で申し訳ない」と話し掛けたら、職員手帳を見せられた。

その巻頭言には、「1.一人で二人分働くこと」、「2.一日を二日として使うこと」、「3.業務用携帯には呼出音3回以内で応答すること」等々書かれていた。

この内容から推測するに、休日出勤は当たり前、代休はもってのほかということなのだろう。彼らの給与は全国平均よりかなり高いといわれている。夜は身を挺して視察団を白酒攻めにし、過労死にならないかと心配した。

後で聞いた話であるが、外資の誘致を盛んに行っている中国・東北地域の某都市では、担当者が過労死した事例が出ているという。

中国、特に東北地域は今が高度成長期真っ盛り、もはや、日本の高度成長は昔話だが、中国のエネルギーを少し分けてもらうことが必要かもしれない。但し、今の日本に「24時間働けますか!」は難しい。

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新潟日報エリナレター掲載