新潟での生活に感動

昨年7月末から日本国際交流基金の支援を受けて7年ぶりに来日し、北東アジア研究領域で先端を走る環日本海経済研究所(ERINA)の客員研究員として、初めての日本の地方での暮らしを新潟で家族と一緒に始めた。

私が新潟に対して関心を持ったのは、中国(延辺大学経済管理学院)で図門江地域国際経済協力に関する研究を進める中で、日本海国際航路の発展を論じるとき常に新潟が深い係わりを持ってきたからだった。ロシア極東地域、朝鮮半島、日本の港を結ぶ日本海航路が開通すれば、この地域の国際協力が一層緊密になることはもちろん、各国の地域経済活性化にも大きな影響を与えるだろう。

水の都、そして雪国とも呼ばれる新潟の魅力は生活とともに肌で感じられた。東京と比べると本当に穏やかな街で、おいしいお米、地酒と鮮魚、活気ある物づくりと街づくりに対する情熱などに接するたびに心から感動を受けた。

温泉での寛ぎも、海辺での日本海を眺めながらの散歩も、家族にとっては貴重な思い出に残る楽しいひと時だった。小学生の息子も、保育園に通う娘も日本語がだんだん上手になり、すっかり新潟に馴染んでいる。帰国の時が迫っている現在、息子は「日本が大好き、帰りたくない」と連発している。短い留学生活であるが、息子にとっては視野を広げるきっかけとなり、新しい友達との別れを惜しむ表情は愛おしい。

ありがとう新潟、ありがとうERINA、地域間交流に貢献することで恩返ししよう。

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日本海から見た新潟市。対岸との一層の交流を期待したい。

新潟日報エリナレター掲載