定期空路の復活を願う

ロシアの方からお土産に「イクラ」=写真=をいただいた。ロシア語表記だとИКРА。イクラが元々ロシア語で「魚卵」の意であることはよく知られている。そんなイクラを携えてきたのは、極東ロシアビジネスミッションの一行、日本と極東ロシアとのビジネス活性化支援を目的とする日ロ両国メンバーによって設立された「日ロ地域間ビジネス推進協議会」(日本側事務局:ERINA)の企画で10月21日に来日した。協議会は、中小企業間のビジネスを活性化する環境を整えようと、昨年から活動を開始している。

一行の関心は医療サービスや、建設、農業設備など多岐にわたった。新潟の産業についてのオリエンテーションのあと、地元銀行との協議、新潟国際ビジネスメッセ、鉄道車両工場、医療施設、等々の視察と共に、それぞれのニーズに合った企業を訪問し具体的なパートナーとなりうる企業との協力の可能性を探った。

さて、今回の参加者は和食も(仕出し弁当に至るまで)温泉も楽々こなしていたようだ。その昔、旧ソ連の大指揮者・ムラヴィンスキーが新潟に来る度に南蛮エビを楽しんだという逸話があるが、彼らにもカニ・エビは大人気だった。大陸の人はナマモノは駄目、というのは既に偏見だろうか(むしろ嫌酒家は増えているような…)

かの大指揮者も利用したハバロフスク-新潟定期空路が休止になって久しい。成田に到着した一行と辿った東京経由―新潟の道のりは何とも遠いものだった。

今や大迷宮と化した東京駅の雑踏を通り抜け、やっと新潟にたどり着いたときの願いは一つ、定期空路復活、だった。

fg131118_1

新潟日報エリナレター掲載