エネ分野で日ロ対話

10月30日に開催した「第7回日露エネルギー・環境対話イン新潟」(主催:新潟県、新潟市、ERINA)は、ロシアから約30人もの参加を得て、進行中のプロジェクトの進ちょく状況を含め、具体的な対話を重ねた一日となりました。ウクライナ問題の影響で、エネルギー分野でも日ロ協力の行方が見通せず、政府レベルの会議もなかなか行われない状況の下、産官学の日ロ対話を新潟で実現できた意義は大きかったと思います。

今回は、日本の新しいエネルギー基本計画が発表された中で、これからのロシアとの協力関係を探ることが大きなポイントでした。石油やガスなどの従来型エネルギー資源に加え、ロシアでも日本でも、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが注目されています。

とくに極東は、日本の18倍といわれる広大な面積を電力網がカバーしきれないため、再生可能エネルギーによる「分散型電源」の確保が課題となっています。たとえて言えば、粟島のような離島がたくさん存在するイメージです。ロシアでこの課題の解決を担う企業が東方エネルギーシステム社で、今回、日ロ対話に初参加しました。

「明日、副社長がチャーター便で新潟空港に着く」という知らせが同社から届いたのが会議直前の28日。極東とのプログラム・チャーター便はとっくに終わっているはず。半信半疑で新潟空港に確認すると、確かに、ウラジオストクからのプライベート・チャーター機〓写真〓の着陸申請が届いていました。広大な国土を飛び回るロシアの電力ビジネスエリートの日常は、日本とはだいぶ異なるようです。

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新潟日報エリナレター掲載