北朝鮮の鉄道爆発事故を対外協力増進のきっかけに

|朝鮮半島

去る4月22日、新義州近くの平安北道・竜川(リョンチョン)駅で大規模の爆発事故が起こり、莫大な被害を受けたというニュースが伝えられた。4月25日、朝鮮中央通信は事故発生を公式的に認め、世界各国の支援を積極的に受け入れようとしている。さらに爆発現場と負傷者の姿の写真も公開され、今回の事故の深刻さを生々しく感じることができた。

まず、今回の惨事のため、多くの北朝鮮住民が苦痛に耐えなければならないことに対して、慰労の意を表したい。理念や体制とは別に、北朝鮮住民の不幸には誰でも哀惜の情を感じるであろう。韓国では、大統領の弾劾と国会議員の選挙によって分裂していた国論が、爆発事故への支援に対しては一つになった。北朝鮮に対する進歩と保守の意見の差があるにも関わらず、被害を受けた北朝鮮の同胞を助けることには皆が同じ考えである。

北朝鮮も今回の事件については、異例に迅速な事故発生の発表を行い、国際社会の支援を受け入れたいという意思を明らかにした。これに応じ、韓国だけではなく、日本、中国、アメリカなど、各国の政府と国際機構が積極的に支援の意を表明している。北朝鮮の支援要請に対する国際社会の動きは政治的な対立や葛藤を乗り越え、人道主義的な共生意識の形成のきっかけとなった。

今回の事故は、北朝鮮経済に短期的には否定的な影響を与えるだろうが、中長期的には肯定的に働く可能性もある。災害復旧に必要な資金や鉄道損壊による物流の停滞が今後の経済回復の足を引っ張るであろう。このため、現在推進中の経済改善措置が縮小される可能性もあるという危惧も出てくる。

しかし、中長期的にみると、今後の事件がよいきっかけとなるかも知れない。不幸な事故をどのように乗り越えるかによっては、肯定的な結果をもたらすこともできる。もし、被害の復旧を通じて国際社会との信頼と協力を高めることができれば、今後核問題の解決など、他の懸案事項においても周辺国家との協力関係をより発展させることができるであろう。北朝鮮が現在の不幸に挫折せず、より積極的に対処することを期待する。