吉林省自動車産業の現状と問題点

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吉林省は国の重要な自動車産業の中心である。一汽集団は新中国自動車の揺りかごとして、中国自動車工業振興の重要な任務を背負っている。50数年の発展を経て全国最大規模となり、最も品揃えの多い近代的な自動車科学の研究生産基地となった。

2003年、吉林省の自動車産業工業の総生産額は1,250.6億元で、全省の500万元を越える工業企業の総生産額の51.5%を占め、2003年末までに、3,713.4億元となった。その中で、自動車産業資産の総額は1,066.3億元で、28.7%を占めた。

2000年から2003年までの吉林省の自動車生産量は、32.52万台、39.08万台、52.87万台、64.1万台と増え、全国の増加速度より速い。自動車工業の総生産額は、554.6億元、744.5億元、989.7億元、1,250.6億元と、34.2%、32.9%、26.4%ずつ増え、すべて同年度の吉林省の増加速度より速い。

2000年から2003年までに、吉林省の規模以上の工業の収益能力も、常に増加している。2000年の利潤総額は85.58億元で、2001年は85.61億元、2002年は99.8億元、2003年は157.2億元であった。その中でも自動車産業が最大となり、2000年は39.41億元(46.04%)、2001年は51.54億元(60.20%)、2002年は75.28億元(75.43%)となり、2003年では、全省の工業収入が大幅に増加した状況下で、自動車工業は依然として97.4億元(62%)の収入となった。

2000年から2003年までに、吉林省の自動車産業の納税額は、毎年増加している。2000年は42.7億元、2001年は55.6億元、2002年は61億元、2003年は79億元であった。2003年には、吉林省の財政収入は289.2億元に達し、自動車産業の貢献率は、既に1/4に達した。

現在、吉林省における自動車部品企業は300戸余あり、規模以上(500万元を超えた)を上回る企業は194戸で、資産総額は172.6億元である。2003年、規模以上(500万元を超えた)を上回る企業の工業生産量は171.6億元、利潤は12.4億元で、地域経済の急速な発展を先導していた。2003年、長春市の工業総生産量は1,509.3億元で、そのうち自動車工業は1,181.8億元、78.3%を占める。全市の工業利税は194.1億元で、そのうち自動車工業は171.2億元、88.2%を占める。過去2年間における吉林省の自動車工業の投資額は、毎年60億~70億元であった。自動車産業の発展も多くの外資企業の投資を引き付けていた。ドイツの大手企業が一番早く吉林省に落ち着いた以外に、現在では、既に50社あまりの国外自動車メーカーが吉林省に投資して工場を建て、また、約10個の項目が検討中である。現在、長春市の自動車貿易開発区は、既に全国の大きい部品経営地の1つとなり、販売メーカー数は670社である。2003年、年間販売額は165億元で、前年比5.1%増となり、現在、長春市では、自動車修理メーカーが729社あり、多くの人に雇用先を提供している。

吉林省の自動車産業の発展速度は速いが、一般的に、企業の規模が小さい、研究開発の能力が弱い、製品の付加価値が低い、本部の工場に強く依頼している、カバーの取り付け工程が組織されていない、市場競争力が強くないなどの問題を残している。