「韓流」、「漢流」、その他

|中国

「韓流」(韓国ブーム)という言葉は中国のメディアが作り上げたそうで、20世紀90年代以来中国で繰り広げられた「韓国流行文化熱潮」(韓国流行文化ブーム)のことを差している。

「韓流」の内容は豊富で、韓国の歌、音楽、演劇、舞踊、映画、ドラマ、サッカー等を含めているだけでなく、韓国のゲーム、服装、化粧品、飲食、キムチ、ザボン茶、韓国のCD、VCD、電子製品、自動車も含まれている。この中で、大勢のスター、歌手、映画スター、サッカースター、音楽家、舞踊家、モデル等が現れた。この「韓流」ブームは現代マスメディア-新聞雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットを通じて、北京、上海等の大都市から内地の農村まで、中国の東北から南西まで広がりを見せた。

「韓流」の源は韓国で、最初は意図的に作られたものではないが、「韓流」の影響は非常に大きかった。人々は「韓流」によって韓国人を知り、韓国文化を知り、韓国の製品を知った。多くの中国人は「韓流」によって韓国に対する考え方を変え、韓国に対して好感を持つようになり、興味を持つようになった。ここで賞賛すべきなのは、韓国はこの現象、チャンスをうまく利用して意識的に「韓流」を拡大し、「韓流」を利用し、観光を促進したことである。韓国文化観光部と韓国観光公社は2004年を「韓流旅遊之年」とし、韓国の新しい映画とドラマを中国に広め、張瑞希(主演連続ドラマ「美人魚お嬢様」)、宋一国(主演テレビドラマ「愛情の条件」)と張娜拉(主演連続ドラマ「悪辣なお姫様」)等の有名スターの名前を中国に広め、北京、上海、ハルビン、沈陽、成都、また湖南、湖北にまで「韓国ウィーク」を開催し、「韓流」を推し進めた。

韓国側のこのような努力が報われ、韓国観光が中国人に対して開放されてから、韓国への中国人観光客数は日を追うごとに増加した。韓国の「韓国ウィークリー」によれば、2004年の中国と台湾からの観光客の大半が「韓流」の影響を受けたそうだ。このデータが正確かどうかは確認の余地があるが、中国では「哈韓族」(韓国の文化・芸能に憧れている人たち)は確かに少なくない。ファンの少年少女は韓国に行き、憧れのスターと会えずに号泣する人もいる。韓国は自国の文化をうまく利用し観光業を発展させたという意味で非常に成功した事例であり、参考にする価値がある。

最近、私が韓国を訪問した際に友人に聞いた話によれば、韓国に「漢流」が起き、多くの人は中国のテレビドラマ、映画、小説が好きで、中国語を勉強しているという。これは中国に韓国人観光者が激増していることからもうかがえる。2004年に中国は280万人の韓国人観光客を受け入れた。2005年5月までで既に140万を超え、初めて日本人の観光客数を超えた。中国の関係部署はこの「漢流」を促進するために、韓国に「孔子学院」や「中国文化センター」を設立したり、「中国文化週間」を開催したり、韓国人スターを中国の友好親善大使に任命して2008年の北京オリンピックの宣伝活動に参加させたりするなど、積極的な措置を取った。

「韓流」にしても「漢流」にしても、どちらも一種の文化交流である。文化交流は必ず人と人との交流を促進し、同時に貿易交流をも促進して、両方に利益をもたらす。そのため、皆でこのような現象を支持し、北東アジア地域において現在の「韓流」、「漢流」の他に、「日本流」「モンゴル流」、「朝鮮流」もしくは「ロシア流」が起きてほしい。これらの「文化流」は我々の地域だけでなく、世界にまで広げ、これらの流行文化によって世界の我々に対する理解を促進し、より多くの観光客を東アジアに引き寄せる。これは地域の安定、経済の発展に有利であり、世界の平和と発展にとっても一種の貢献である。だから、韓国に習い、多彩多様な「文化流」を起こしたい。

[ERINA翻訳]