モンゴルとロシアの貿易・経済協力

|ロシア・モンゴル

モンゴルとロシアは、政策、貿易、経済、社会文化的分野など、様々な方面で、昔から良い協力体制を培ってきた。とりわけ、貿易・経済協力はモンゴルの社会経済の発展に重要な役割を果たす。

モンゴル・ロシア間の経済、科学、技術、文化、貿易に関する協力の発展の政府間合意が1991年に採択され、2国間の貿易・経済協力を規制する主な法的文書となっている。この枠組みの中で、政府間委員会は貿易・経済協力を規定し、その下部組織として作られた分科会は、委員会の効果を高めるため、地方と国境地域の協力を発展させ、教育的、文化的、科学的発展を拡大する。分科会活動を調整し、2国間協力の枠組み中の課題を話し合う支援をし、必要な決定を行うことを目的として両国から構成される作業部会が作られた。

現在、モンゴルの対ロ貿易額は4億2,660万ドルである。1990年以降、ロシアはモンゴルの18部門において3,370万ドルの投資を行い、全体の27.2%を地質部門、15.5%を建設・建設資材製造部門、12.3%を銀行、9.7%を食糧生産、6.5%を輸送、6.3%を貿易・サービス部門である。

2国間協力の領域において、近年達成した大きなものに、ロシアのWTO加盟に関連してモンゴルとロシア連邦の間で交わされた関税合意がある。この合意書は2005年8月にモスクワで調印された。

現在の2国間貿易・経済協力は次のように進んでいる。

  • 「2010年までのモンゴル・ロシア間の貿易・経済協力発展計画」の作成と実施
  • ロシアのWTO加盟後の両国間における自由貿易地帯設立に関する話し合いと交渉の開始
  • バイカル湖とフブスグル湖周辺の観光地帯の共同設置
  • モンゴルに供給されるロシア石油製品の価格安定維持に対するロシア側支援の保障と、継続的供給の確保
  • 民間機関同士の協力と関係の改善に関する覚書もしくは協定締結における協力
  • 様々な形で中小企業を支援してその生産量を増やすために、両国が大いに注目を払うことの保障
  • 天然ガス、採掘、建設、建設資材製造、軽工業、観光、教育などの部門へのロシアからの投資増加
  • 投資の増加と法制定に関する情報交換を目的とした展示会、フェア、会議、セミナーの組織
  • WTOの合意の範囲内で、地方及び国境地域の協力発展を目指した、あらゆるレベルの公的機関の中での積極的な活動
  • 地域発展政策の枠組みの中での、国境地域における自由貿易経済地帯設立の加速
  • 企業の輸出入能力を割り出し、シベリア市場の有効活用に焦点を当てた政策の導入
  • ロシア投資家の自由貿易経済地帯への投資増加を目指した対策の実施

モンゴルとロシアの間の貿易・経済協力には、地域協力が重要な役割を持つ。対ロ貿易の70%は、ロシアのイルクーツク、ブリアート、チタ、ケメロボ、トゥバ地域で占められる。地域協力活動には、ビジネスフォーラムのアレンジ、貿易の代表と貿易センターの設置、企業の商品を宣伝する展示会やフェアの開催、連携を作り出す円卓会議の組織など、幅広い形で行われる。このような活動が軌道に乗り、両国のビジネスマン同士の協力拡大に大きく貢献している。モンゴルとロシアの間の貿易・経済協力には、地域協力が重要な役割を持つ。対ロ貿易の70%は、ロシアのイルクーツク、ブリアート、チタ、ケメロボ、トゥバ地域で占められる。地域協力活動には、ビジネスフォーラムのアレンジ、貿易の代表と貿易センターの設置、企業の商品を宣伝する展示会やフェアの開催、連携を作り出す円卓会議の組織など、幅広い形で行われる。このような活動が軌道に乗り、両国のビジネスマン同士の協力拡大に大きく貢献している。

モンゴル・ロシア間の貿易・経済協力における弱みは、貿易にかかる輸送や関税、非関税障壁の影響からくる莫大な貿易赤字である。2005年、モンゴルのロシアからの輸入は127品目、4憶ドル、輸出は34品目、2,640憶ドルであった。ロシアからの輸入の80%以上は石油・石油製品で、ロシアへの輸出の50%は鉱業生産物、50%は動物由来の肉及び原材料であった。貿易赤字の主な理由は、モンゴルからロシアへの輸出金額の減少と、ロシアからモンゴルに輸出される商品価格が世界市場で上昇しているためである。

2国間協力が新しい段階に入り、貿易収支における赤字を解消し、現在の貿易構造の修正を行うことを決めて、両国は長期的協力から生まれる資源や機会が包括的に利用され、商品やサービスの貿易に相応しい環境を整備し、その供給を安定化するための努力が払われること。また、2国間貿易高を2010年までに10憶ドルに増やすために、相互利益につながる協力事業を共同で実施し、経済、科学、技術、投資の分野での協力を強める助けとなる法的環境を作ること。

さらに、2国間協力の分野では、ロシアからの投資を増やし、動物由来の原材料の加工能力を産出し、ロシア向けのモンゴル輸出の価値を高め、貿易の関税・非関税障壁をなくし、地域協力を活性化させ、企業家同士のつながりを深めることを通じて、発展政策を集中的に支持していく。

[ERINA翻訳]