民族料理を奨励している朝鮮

|朝鮮半島

今日、朝鮮では民族性を積極的に生かして行くために民族料理を奨励するのに大きな力を入れている。

朝鮮では、毎年全国的な規模で料理競演と料理品評会が進行されている。地方の特色を持った民族料理が広く紹介・宣伝されることで、勤労者の関心と好評を起こさせている。

専門教育機関と研究機関では、才能がある民族料理の専門家を養成しており、また民族料理に対する研究事業が活発に行われている。

さらにまた、国家的な祭日と民俗祭日を迎えて、朝鮮のすべての家庭で民族料理を作って食べるのが一つの流れになっているし、その需要はますます増えている。

共和国のどこへ行ってみても、その地方で産出される特産物と原料を使って、その地方の珍しい料理法で作った特色ある民族料理が大変多く、そのようにすることが広く奨励されている。

このような、民族料理の中で代表的なものには次のようなものがある。

まず、昔から平壌地方の料理として有名な麺である平壌冷麺は、今日に至っても優れた味と高い栄養価、民族的風味と、食欲をそそるさまざまな薬味を兼ねた飾り物などで世界的に有名な料理になっている。

また、長年の伝統を持った平壌の特産物の一つの大同江ボラ汁がある。これには独特な味があり、栄養価が高く、今日も朝鮮人民が好きな料理として上位に位置する。

これ以外に広く知られた平壌地方の特産料理としては、平壌温飯、平壌魚粥、ノチ(もち米チジミ)、カルビスープ、カルビ焼き肉、平壌焼き栗などがあり、市内の専門食堂や国営食堂網で人民に奉仕している。

次に昔から平安道地方の特産料理として伝えられて来た緑豆チジミ、塩辛類は専門食堂だけではなく家庭でもたくさん作って食べている。

咸鏡道地方の特産料理で有名だった犬の肉汁と鱈の辛いスープ(メウンタン)を含めてカレイの塩辛(シッケ)、明太の塩辛、じゃがいも澱粉麺、トウモロコシ澱粉のチジミ、犬肉汁のクッパ、じゃがいも餅、燕麦餅、芥子菜キムチなどは、この地方の人民だけではなく、首都平壌を含めたすべての地方で広く食されている。

両江道地方の白頭山一帯で生産されるブルーベリーシロップ、ブルーベリー酒は人民に好評である。

黄海道地方には、特産料理として、海州ビビンパ、そば、緑豆ムク(ところてんのようなもの)、のりまき、のり焼き物などがある。

また、昔から開城地方の特産物であるボッサムキムチ、饅頭(肉などの餡入り)、ソルロン湯、ドジョウ湯、団子、ウメギ(もちの一種)、薬食(おこわ)、神仙炉などは今日でも楽しんで作って食べる料理であり、江原道地方の特産物である魚汁、刺身を含めたさまざまな魚料理とタラノキ、ワラビを使って作った山菜料理が有名である。

民族性を重視している朝鮮では、今後とも民族料理をもっと奨励するために積極的に努力していくであろう。

[ERINA 翻訳]