新しく改造・近代化された平壌の文化施設

|朝鮮半島

最近、朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌では、数多くの文化施設を時代的美感に応じて改造・近代化する事業が活発に繰り広げられている。その中でも代表的なのは、牡丹峰(モランボン)劇場、平壌大劇場、東平壌大劇場、大同門映画館などのリノベーションである。

昔から有名な名勝地である平壌の牡丹峰の丘に位置する牡丹峰劇場は、朝鮮民主主義人民共和国の最高人民会議第1次会議が招集され、共和国の創建が宣言された歴史ある場所である。2005年に改造・近代化されたこの劇場は、観覧ホールと舞台の天井、壁面が独特な建築様式を持ち、公演を行う劇場というよりは造形芸術の博物館であるような印象を与える。

最新の音響設備が揃うこの劇場では、平壌国立交響楽団の公演が行われている。 管弦楽「チョンサンが原に豊年が来た」をはじめとする多くの作品を立派に形象して有名になった平壌国立交響楽団は、世界的に有名な作品も演奏しており、2006年12月にはモーツァルトの生誕250周年を迎え、彼が創作した交響曲作品の公演を行い、朝鮮人民と外国のお客さんから好評を受けた。

平壌大劇場は、「血の海(ピバダ)」式の革命家劇が創造された歌劇革命の発源地として2009年4月に改造・近代化された。

平壌の中心部に位置するこの劇場は、朝鮮式青瓦で大小の入母屋式の屋根をかぶせた以前の建物の形式をそのまま生かしながら、外形と内部に民族的色彩を色濃く残しつつ現代的美感に合うように改築された。劇場では、2009年4月10日から17日までの第26回4月の春の親善芸術祭典の開幕式と、ロシア、在日本朝鮮人芸術団の公演が盛況のうちに開催された。

民族的な色彩を表し平壌通りとうまく調和しているこの劇場では、現在、革命家劇「血の海」、「花を売る乙女」が上演され、観覧者の絶賛を受けている。

東平壌大劇場は、秀麗な風致の大同江畔にあり、周辺には「金日成花金正日花温室」と青年中央会館がある。

この劇場は、舞台と1,500席の観覧席が完全に調和をとれるよう合理的に改造・近代化された。劇場座席の造形芸術的な配列は、観覧者の位置に関係なく便宜を保障できるようになっている。

劇場の中央ホールには、朝鮮の先軍九景の1つである立派な「ウルリムの滝」が壁画に形作られ、2階の廊下には長さ33メートル、高さ3.2メートルの大型壁画(三池淵の池辺)が展示されている。

東平壌大劇場は、2007年1月に改造・近代化されている。ここでは、歴史があり朝鮮人民が愛する万寿台芸術団の公演が行われている。2008年2月26日、この劇場では歴史が長いアメリカのニューヨーク交響楽団の公演が行われ、同交響楽団の指揮者、演奏家たちは交響楽公演を成功裡に進められるよう最新式音響設備と舞台装置などを備えるこの劇場を羨み、賛嘆を惜しまなかった。

大同門映画館は、2008年4月に改造・近代化された。映画館は、以前の建物を壊した跡地に現代的美感と歴史主義の原則に則ったより洗練された建物を新築した。建物内部は、完全に一新され、500席の観覧席を持つ2つの上映室を作り、座席は観覧者がどんな場所に座っても不便を感じないで映画を見ることができるようになっている。映画館内部には、写真展示会を行うことができるホールも作られている。

大同門映画館では、朝鮮映画だけでなく外国映画も上映され、連日、超満員となっている。今日、朝鮮では首都平壌だけではなく、広く全国の随所において文化施設を現代的に設けるための事業が活発に行われている。

[朝鮮語の原稿をERINAにて翻訳]