ウランバートルが直面する問題

|モンゴル

ゲル1地区における生活環境の改善は、首都ウランバートルにおいて差し迫った問題の一つになっている。ゲル地区では、特定の地域の土地は所有されており、ゲルや木造住居はフェンスが張られた境界線内にあって、電気だけ供給されている。水が引かれているところには水供給のシステムがあり、排水設備はなく、薪か石炭による暖房で、公共交通機関や道路の補修状況はよくない。全体的に、ゲル地区の生活水準は低い。

これを環境汚染と関連付ける様々な調査が行われている。ウランバートルの大気中の粉じんの成分、二酸化炭素ガス、硫酸、硝酸のレベルは許容レベルの2~5倍にも上る。

主な汚染源は、火力発電所、暖房用のセントラルボイラー、家庭用暖房器具、車やディーゼル発電所からの排ガス、廃棄物処理場で燃やす煙、ゲル地区の公衆トイレである。近年、ウランバートル市民の間で、呼吸器系疾患、急性の感染性消化器疾患が大幅に増加している。このオピニオンへの寄稿は、その理解に貢献する。


  1. ゲルとは、モンゴルの伝統的な住居で、テントに似た木造構造で、羊の毛のフェルトで覆われている。
[ERINAにて翻訳]