中国から生産移管 ファミリーイナダ、大山工場を増設(鳥取)

2015年03月12日

エリナのささやき

せっかく中国に進出したのに、人件費が上がったり、親会社が移転したりで、今度は生産の一部を日本に戻したり、撤退に苦労したりする企業があるという報道が目を引くようになってきました。他方、製造拠点として発展を続け、「新シルクロード」という物流網も動き出している内陸部、東北部も同じ中国。世の中、何でも単純にくくることはできませんね。▼戻ると言えば、卒業式シーズンは決まって、春から冬に逆戻り。今朝の万代島はNSGカレッジリーグの卒業式の準備が始まる朱鷺メッセの脇で、水産会館や荷捌上屋の1棟がすっかり撤去された旧水揚場は真っ白な広場に。

3月も中旬なのに・・

地域ビジネス前線

◇中国から生産移管 ファミリーイナダ、大山工場を増設(鳥取)

マッサージチェアの製造・販売を手掛けるファミリーイナダ(大阪市)が約10億円を投資し、大山工場(鳥取県大山町)を増設する。中国上海市にある自社工場からの生産移管が目的で、今後2~3年間に80人程度の従業員を新規雇用し、200人体制に増員。国内外に8万~10万台出荷するマッサージチェアの生産台数を20~30%引き上げる。

上海市の工場では従来、部品の製造から半完成品までの組み立てを実施。その後、大山工場に運び込み、完成品にして出荷してきた。しかし、中国での人件費と日本への輸送コストアップを踏まえ、大山工場の増設を決めた。一方、中国の工場では、同国内向けのマッサージチェアを製造。現地の販売子会社を通し、流通させる。(山陰中央新報3月5日付より)