電話通訳、窓口に設置 金沢市役所、5カ国語に対応
2015年05月12日
エリナのささやき
エリナちゃんの読書習慣(201)
人間社会はとても不条理なことがあります。「罪を憎んで人を憎まず」という言葉も、そんな不条理さゆえのものでしょう。『犯罪』(フェルディナント・フォン・シーラッハ、酒寄進一訳、創元推理文庫)は、人を憎まずどころか、罪までも決して憎めないような犯罪にまつわる短編集。弁護士でもある筆者の経験に基づく実話かと思えるような、不条理で切なく、グロテスクなのに心優しいエピソードがそろった、ずっと大切にしたい傑作です。▼先週の新潟はあちこちで光の饗宴が仕掛けられていました。萬代橋イルミネーション、赤や青の派手な光が素敵かどうかは、微妙。
地域ビジネス前線
◇電話通訳、窓口に設置 金沢市役所、5カ国語に対応
金沢市は1日、日本語が話せない外国人住民が来庁した際、電話口の通訳者を介して住民登録などの手続きを行うサービスを始めた。市役所窓口での「言葉の壁」を低くすることで、これまで以上に外国人が暮らしやすいまちを目指す。こうしたサービスは県内で初めて。
対応原語は、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5カ国語。訪問者が多い本庁の市民課とこども政策推進課、市民センター全14カ所、福祉健康センター全3カ所に導入した。これまでは本庁にいる国際交流員が対応してきたが、時間がかかるなど不都合だった。(北陸中日新聞5月2日付より)