明寿会、中国で介護人材育成 留学支援へ日本語教室(富山)

2015年07月30日

エリナのささやき

エリナちゃんの読書習慣(205)

シリーズ2作目『特捜部Q-キジ殺し』(ユッシ・エーズラ・オールスン、吉田薫・福原美穂子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)は、前作以上のバイオレンスの匂い、連続暴行・殺人事件を追います。犯人は寄宿学校の同窓生たち、と分かっている中で、読者を引き付けるのは、追う者と追われる者の際立ったキャラクター。残念なのは、翻訳文の拙さ。原文が分からないので想像ですが、訳者が変われば、キャラクターもさらに生き生きしてくるのでは。▼作品中、彼らが狩りをする森はこんな感じ? コペンハーゲン郊外クランベンボーの森にて。

地域ビジネス前線

◇明寿会、中国で介護人材育成 留学支援へ日本語教室(富山)

22日から29日まで学生5人と教員2名を初めて富山に招き、富山大医学部看護学科や同会の福祉施設を案内する。自立支援を理念とする日本の介護に理解を深めてもらう。

明寿会は昨年11月、南通大看護学院に出資し、学院内に日本語教室を開講。日本への留学を支援し、介護医療の専門家の育成を目指している。中国では一人っ子政策のため、両親の世話をする子どもの負担が大きく、高齢者介護が社会問題化しつつある。(北日本新聞7月21日付より)

 

◇富山化学開発薬、台湾で備蓄 新型インフルに対応

台湾政府は新型インフルエンザなどの流行に備え、富士フィルムグループの富山化学工業(東京)が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン(開発番号T-705、一般名ファビピラビル)」を備蓄することを決めた。アビガンが他国のインフルエンザ治療薬として備蓄されるのは初めて。

アビガンはインフルエンザだけでなく、エボラ出血熱やマダニが媒介するウイルス感染などへの効果も期待されている。共同研究に取り組んだ白木公康富山大教授は「死亡率が高い感染症に対する危機管理のための治療薬として、国際的な認識が高まっている」と話した。(北日本新聞7月22日付より)