国連環境会議 持続可能エネ、世界普及を(富山)
2015年11月05日
エリナのささやき
きのうは「第8回日露エネルギー・環境対話イン新潟」(主催:新潟県、新潟市、ERINA)を開催しました。日ロのエネルギー政策、エネルギー協力について、石油やガスなど在来型のエネルギー資源、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの各分野で、その開発、利用、輸送、発電、送電などさまざまな局面で報告し、相互理解と協力促進を図りました。会議の回数を重ねても日ロ間の共有理解を得るためにはさらに対話は欠かせず、かつて議論したことのリピートを思わせる議論もあって、回数を重ねただけ世代間の対話の必要性も感じる会議でした。▼今朝の新聞を広げてみても、会議の報道が見当たらず、残念。ERINAでは順次、発表資料をホームページ上で公開したり、『ERINA REPORT』誌上で報告したりしていきます。
地域ビジネス前線
◇国連環境会議 持続可能エネ、世界普及を(富山)
国連の環境プロジェクト「SEA4All(万人のための持続可能なエネルギー)」のフォーラムが28日、富山市の富山国際会議場で開かれた。電気がない途上国をはじめ、世界のすべての人が持続可能なエネルギーを使えるようにするため、コンパクトなまちづくりや小水力発電の普及を進める富山市など、先進地域の取り組みが報告された。国連や同市などは、SEA4Allの目標達成に向け、世界規模で連携していくことをうたった「富山宣言」を採択した。
SEA4Allは2030年までに、世界中で電力など近代的エネルギーを使えるようにし、同時に再生可能エネルギーの割合を2倍に拡大し、エネルギー効率の改善率を倍増させるという3つの目標を掲げる。フォーラムは国内では初開催で、目標達成に向けたモデルである「エネルギー効率改善都市」に認定している富山市を会場に選び、約20カ国の400人が参加した。(北日本新聞10月29日付より)